② カナエルはちのへ
中高生向け
(6月、12月)
カナエルはちのへが「内閣府地方創生推進事務局長賞」を受賞
デーリー東北新聞社が八戸圏域の中高生を対象に配布している職業教育支援誌「カナエルはちのへ」が、優れた地域密着型メディアを表彰する「日本地域情報コンテンツ大賞2023」(日本地域情報振興協会主催)の地方創生部門(民間)で、最優秀賞に選ばれました。若者のキャリア形成や地元企業の人材確保に寄与している点などが評価されました。
受賞したのは「内閣府地方創生推進事務局長賞」。この他、デザインの質の高さなども評価され、「ライフスタイル部門」の優秀賞にも輝きました。
日本地域情報コンテンツ大賞は、各メディアの活動や価値を周知し、地域の魅力再発見や地方創生につなげるのが目的。今回は企業や自治体が発行する情報誌など全国の509媒体が11部門にエントリーしました。
カナエルはちのへは、デーリー東北新聞社が八戸圏域に事業所を置く企業・団体様からご協賛を得て制作・発行する中高生向けのキャリア教育支援誌です。
2019年に創刊し年2回、学校を通じて八戸圏域の高校や特別支援学校、八戸市内の中学校の全生徒へ無料配布し、保護者にもお読みいただいております。
地域の将来を支える若い人たちの社会的・職業的自立を促し、ひいては地域活性化を目指す本誌の取り組みについて紹介します。
【概要】
● 発行…年2回(6月と12月)
● 部数…1万6千部
● 仕様…A4判フルカラー、基本32ページ
● 価格…無料
【配布先】
● 八戸市内の全ての中学校
● 八戸圏域の全ての高校
● 八戸工業高等専門学校
● 特別支援校
● 協賛企業・団体 など
【後援団体】
● 八戸市
● 八戸市教育委員会
● 青森県三八地域県民局
● 三八地区高等学校長協会
● 八戸商工会議所
● 八戸鉄工連合会
● 八戸機械工業会
● 八戸地区雇用対策協議会
1 どんな冊子?
八戸圏域に事業所を置く企業・団体などから協賛を得て制作・発行し、学校を通じて生徒一人一人に定期的に配布しているキャリア教育支援誌で、八戸圏域の高校、八戸市内の中学校に通う全ての生徒に届けています。
内容は、地元で働く〝先輩〟のリアルな日常や思いが分かるインタビュー企画、さまざまな業界・職業にスポットを当てて魅力を掘り下げる特集などで、カラフルで明るい誌面を展開しています。
2 発行の目的は?
新聞社としてキャリア教育をどう支援するかを考えたとき、「将来を考える上での気付きやヒントを一人一人に直接届けたい」と強く思い、本誌を創刊しました。
狙いは若い世代の「生きる力を育む」こと。
早いうちから将来を考えることは、単に就職のためだけではありません。自分の特性や個性を理解し、納得のいく選択をして人生を切り開いていくための第一歩と捉えています。
また「若者と企業をつなぐ」目的もあります。
本誌を通して地元企業を知ってもらい親近感を育むことで、雇用のミスマッチなどの課題解決につなげ、地域経済を支える地元企業の人材確保を側面から支援します。
いわば「中高生と地域をつなぐ職育誌」ともいえます。
個人も企業も、希望を持って生き生きと活動できる社会へ―。
本誌はそのための「種まき」事業です。
3 誌名の意味は?
「カナエル」という誌名は、「思いをかなえる」「願いをかなえる」「夢をかなえる」の「かなえる(叶える)」から取りました。
中高生と企業、それぞれの立場で、さまざまな「思い」「願い」「夢」があると思います。その実現を本誌は応援しています。
4 協賛企業・団体って何?
本誌の発行を支えているのは、趣旨に賛同する協賛企業・団体です。
この存在なくして、中高生一人一人に本誌を届けることはできません。
2022年12月現在、136の企業・団体が協賛してくださっています。
さらに多くの中高生に継続して本誌を届けるため、幅広く協賛を募りたいと考えています。個人による協賛も大歓迎。
思いを同じくする企業・団体・個人が手を携えて、地域の将来を支える中高生にエールを送り続けます。
「カナエルで採用につながった」との声も寄せられており、企業のイメージアップ効果が期待できます。
5 中高生の反響は?
本誌を読んだ中高生や保護者からは、「地元にもたくさんの種類の仕事があることが分かった」「夢に向かって背中を押してくれる記事だった」「今まで興味のなかった職業も知ることができて、視野が広がった」などの声が寄せられています。
本誌がきっかけで将来のことを親子で話したという生徒や、キャリア教育の授業で活用してくださった先生もいました。